ワイヤーレスの電力の理論
ワイヤーレスの電力の理論
by Eric Dollard "Wireless Engineer"
エリック・ドラード”ワイヤーレス技術開発者”著(1986)
http://gestaltreality.com/downloads/Theory%20of%20Wireless%20Power%20by%20Eric%20Dollard.pdf
テスラ・タワー

「今日の科学者達は、実験を数学に入れ替え、そして彼等は方程式から方程式へとさ迷い出し、そして最終的に、現実とは何の関係も無い構造を造りました。科学者達は、フランクリンからモールスまで、鮮明に考える者達で、間違った理論を産出しませんでした。今日の科学者達は、鮮明に考える代わりに深く考えます。鮮明に考えるためには、人は正気でなければなりませんが、人は深く考えていても、とても気違いである事が出来ます。」
- 二コラ・テスラ
1)ワイヤーレス(無線)の電力の原理
a)ニコラ・テスラと真のワイヤーレス
1890年から1900年の期間、ニコラ・テスラ博士は、接続するワイヤー(電線)の使用無しでの、電力の配信と受信の方法を開発するという特定の目的で、高フリクエンシーな電気的な波の、計画的な研究を行いました。ハインリッヒ・ヘルツ博士による、マックスウェルの電磁的な波の理論の実験的な研究に鼓舞され、テスラ博士はヘルツ博士の開発を研究する目的で、様々な器具を開発しました。当初、テスラの進歩はゆっくりでしたが、彼が振動的な電流(O.C./oscillating current)の変換器を開発すると、元のヘルツ博士の実験と、そして故に電磁気の元々の理論を、遥かに超えた進歩をそれは許しました。
彼のO.C.変換機からの放射が、マックスウェルによって理論化され、ヘルツ博士やその他が確認しようとした光波の横断的な振動(横波)と同種であると証明出来無かった事は、テスラを困惑させました。この時点でテスラは、マックスウェルの理論に妥当性があるのかを疑い始めました。引用すると、「18年間の間、私は条約(法則)や、科学的な取引(交換)や、ヘルツ波の理論の記事を、私自身の教養を保つために読んできましたが、それらは常に、私に、架空の働きであるという印象を与えました。」と残しています。
テスラが発見したものは、彼のO.C変換機からの放射は、経度的な波(縦波)の形状で、つまり、インダクション(誘導)の電気的な光線であったという事です。これが示唆するのは、X線や、その同種の形状の放射へのテスラの幅広い研究の目的で、それはテスラや彼と同時代の者達によって、発光的なエーテルにおける経度的な波(縦波)と考えられました。
電気的な波の理論はしかしながら、G. マルコーニの関心では全く無かったのですが、彼によるテスラ博士の基本的な特許の応用は、商業的なワイヤーレス通信(電報/ラジオ)の確立に採用されました。1919年までに、マルコーニは、世界をめぐる5つの高フリクエンシーの発電所の建設を終えました。これらの発電所は、200キロ・ワットの電動発電機のセットによって発電される、毎秒18,000サイクルのフリクエンシーで電流を発生させました。
これらのM.G. セット使用された変換器/交流発電機は、テスラによって開発されたものの改善でしたが、C.P. スタインメッツの一番弟子、F.W. アレクサンダーソンに因んで、アレクサンダーソン交流発電機(変換器)として知られる様になりました。これらの発電機は、複数ロードされた平らな天辺のアンテナと呼ばれたものに電流を届けました。図形と、カリフルニア州ボリナスの発電所の、同等のサーキット(回路)は図(1)に表されています。
1919年に、これらのワイヤーレス発電所が完成されると、米国政府は、米国領土内に建設された発電所のコントロールを取るべく、アメリカ・ラジオ会社(R.C.A.)を設立し、マルコーニ・ワイヤーレス会社とその他は、横波、またはヘルツ式な波の形状に基づいて、ワイヤーレス(現在のラジオ)通信を開発するに至りました。横波のアンテナの集大成はR.C.A. の「D」式の監督器(方向づける機器)で、後に良く知られる様になったロンビック・アンテナです(図2)。
これらの開発は、ヘルツ式の波をワイヤーレス通信にしっかりと埋め込み、これによって関心をニコラ・テスラ博士によって発見された波形状から反らしました。テスラの商業的な開発の進歩は、ワイヤーレスの電力と通信の完璧なシステムである、「世界的なシステム」を確立するという彼の完全たる主張によって、更に遅らせされました。その世界システムは、マルコーニの単純な施設より、遥かに資金がかかり複雑でした。歴史のこの時点における、ワイヤーレス開発についてのテスラ博士の思考を引用すると:「その芸術の商業的な応用は、より大きな配信機とそれらの数の増殖に繋がり、更に大きな距離がカバーされなければならず、更により敏感な受信機器の使用が不可欠と成りました。これらの変化の全ては、問題を強調する事に協力し、発電所の信頼度と価値を深刻に損ないました。その度合が深刻だったので、保守的なビジネスマンや資本家達は、情報を運ぶこの方法を、可能性はあるものの、とても限界のあるものだと見る様になり、政府はそのコントロールを取った方が良いと考えるに至りました。この残念な状態の状況は、資金調達と健康的な開発の競争に致命的で、電気の技術者達が今日まで誤魔化しの理論に騙されたままに留まらず、この進歩の、実質的に人を食い物にする者達の企業が、技術的な能力を利用/悪用する事が許されなければ、避ける事が出来ました。」
テスラ博士は、これらの商業的な発展と、それらの科学的な思想上の衝撃に影響されませんでした。テスラは、横波、またはヘルツ式の波の形状は、工業規模における電力の配信には、役に立たない事を理解していました。
図1:Pdfビューアー4ページ参照
図2:5ページ参照
これらの波の散らばる本質/性質は、効果的なエネルギー転置への主な限界で、引用すると:「電力が、最終的に、とても短い波(ショート・ウェーヴ/短波)によって配信されるという印象を創造した、最近の多くの専門家による実演の宣伝程、これを良く描写するものはありません。現実において、この種の実験は、電力の経済的な配信の可能性への正に否定です。」これは勿論、外的な宇宙の衛星から、光電池的なエネルギーのメガ・ワットを、マイクロウェーヴのビームを通して、地上に配信するという、最近の提案を連想させます。
b)テスラ・システム
テスラ博士によって考えられた、ワイヤー接続、または波のガイドをもちいらない電力の配信と受信(ワイヤーレス)のシステムは、電磁的な波のある種の伝播・繁殖でも無く、地球の電磁層の波のガイド励起(れいき)でもありません。テスラ・システムが利用するのは、電気的なインダクション(誘導)の線に沿ったレゾナント(共振)の運動、または光線で、これらの線は、配信器と受信機の間に存在していて、(図3)に表されます。インダクションのこれらの線を確立するための機器は、テスラの強化増大の配信器(T.M.T.)と呼ばれます。T.M.T.は、地球の電気的な状態に調和的にバランスされた、レゾナントの変換器のシステムです。T.M.T.インダクションの単一極的な本質は、この機器が見せる配信と受信の簡単さを可能にします。
T.M.T. によって確立されたインダクションのこれらの線は、地表の伝導性にも拘らず、地球内部の高い誘導性に入れられ、それは電磁的な波をスクリーンします。この点を描くために、テスラによる実験の描写を考えてみて下さい:「私は此処に、一つの使い古された、大量の青銅で覆われ、光を殆ど通さない、短くて幅の広いチューブを持っています。チューブを吊るすためのフックのついた留め金がその中央に付けられ、その留め金は青銅の覆い(コーティング)との接触点です。私は此処で、コイルに接続されたワイヤーにチューブを吊るす事によって、中のガスを光らせたいのです。実験を初めて行う人は誰でも、事前経験が無いために、助手達のジョークになる事を恐れて、恐らく実験をする際には、一人である事を確かにするかも知れません。それでもそのバルブは、金属製のコーティングにも拘らず点灯し、その光ははっきりとコーテイングを通して知覚出来ます。
図3:7ページ参照
アルミニウムの青銅でコーティングされた長いチューブを片手に持ち、もう一方でコイルの末端に触ると – とても強力に - 点灯します。そのコーティングが、十分に伝導していないと異論されるかも知れませんが;もしそれらが強く抵抗的だとしても、それらはガスをスクリーンするべきです。それらは休んだ(電流が流れていない)状態では確かにスクリーニングしますが、コーティングの中にチャージ(電流)が流れている時は、全くに完璧ではありません。ですが、チューブの中で起こるエネルギーの消失は、スクリーニングにも拘わらず、主にガスの存在によって、誘因されます。私達が大きな空洞の金属製の球体を取り、完璧で理解不能な液体的なダイエレクトリック(誘電/静電)で満たしたとしたら、球体の中での消失は無く、そしてポテンシャルはとても素早く変化しているけれど、結果的に内部は完璧にスクリーンされたと考えられます。その球体がオイルで満たされたとしても、その消失は、液体がガスと入れ替えられた時よりも比べものにならない程小さく、それは後者(ガス)において力は転置を産出するからで;それが意味するのは内部における衝撃と衝突です。」
地球の内部(i.e.地下)を通したダイエレクトリック(誘電/静電)的なインダクション(誘導)は、図4に観られる様に、エネルギーを配信器から受信機へと伝達します。エネルギーの使用されなかった部分は反射され、多かれ少なかれ完全に配信器に返還されます。配信器と受信機の間のこのエネルギーのやり取りを、地球自体のエネルギーのパルスする率の、自然的な時限と波形で機能させると、距離の効果を大いに克服するので、故に重大なエネルギー消失はありません。故にインダクション(誘導)のエネルギーの縦波は、配信器と受信機の間、または応答器と呼ぶ事の出来るものに存在し、地球の自然的なハーモニクス(調和)の内の一つでパルスしています。もし地球のパルスのフリクエンシー(周波数/振動率)のフェーズ(期間/段階)の角度が、パルスしているフリクエンシーのフェーズの角度に時間差/ラグするなら、エネルギーは地球のエネルギーの供給から抜き取られ、「フリー・エネルギー」として応答器に配分されます。
故に横波の配信はエネルギーの撒き散らしを伴うと理解され、その結果としてネネルギーの濃度衰弱の二乗法則が応用され、使用されなかったエネルギーを取り戻す望みはありませんが、テスラ・システムは、パルスしている電気的なインダクションの線を通して、配信器と受信機の直接の接続を伴います。故に、配信器と受信機は一つの機器にされます。
c)T.N.T. の機能の原則
エネルギーが「地下/大地」を通して伝播・繁殖されるので、機器をどうアースするかの問いが存在し、つまり、どうやって電気的な参考点を確立するかという事で、グラウンド(地下/大地)と呼ばれる部分が今は、応答器のホットなターミナル(電流の通った末端)なので、それ故に電気的な参考点の役割を果たす事が出来無いためです。
図4:9ページ参照
此処に存在するのは、テスラの強化増大の変換機の単一的な特徴で、その分配された相互的なインダクション(誘導)と奇数/奇妙な(?)レゾナンス(共振)の働きの機能がヴァーチュアル(仮定的)なグラウンド(アース/絶縁)を確立するためです。ヴァーチュアルなアースのこの原理的な原則は、テスラのテレ・ジオダイナミック振動機(T.G.O.)にも見られ、T.M.T. への機械的なアナログの役割を果たします。これの裏にある原理は、運動とポテンシャルというエネルギーの基本的な構成要素の、幾何学(立体性)的な再構成で、この再構成は、時間だけで無く、空間においても、原因と結果の分離に結果します。結果はこれによって、ニュートン的な、の運動と反射運動の法則を迂回します。これは、今まで探究された事の無い現象の産出を許します。
故に、T.M.TとT.G.O.は共に、それが自己参考(self referencing)という事実の美徳によって、振動を配信する事ができ、これによって、あらゆるグラウンドを必要とせず、つまり、それに対して押す事の出来る、固い後ろ盾がないという事です。これは「私に支点を与えれば、地球を動かして見せましょう」という言い回しに関係しています。テスラはこの支点を発見し、地球を動かしました;機械的にニューヨークにおいて、地域的な地震を起こす事と;電気的にコロラド・スプリングスにおいて(そして恐らく惑星の別の部分で)稲妻をディスチャージ(解放/放電)させた事の両方においてです。
テスラ応答器(T.M.T.)は5つの別々の部分に分類する事が出来ます:
1)地球
2)反射しているキャパシタンス(静電容量)
3)エネルギー変換器(トランスフォーマー)
4)カップリング変換器
5)レゾナント(共振)コイル
これらの5つの構成要素の相互接続は図(5)に表されています。
この配置において、エネルギーは、地球と反射しているキャパシタンス(静電容量)の間を、地球の自然的な率にチューン(同調)された率で、継続的に行ったり来たり跳ね返ります。エネルギー・パルスのこの縦波は、カップリング変換器を通して、この縦波に電気的なエネルギーを送るエネルギーの変換器によって保たれます。縦波の中のこのエネルギーの特定の%は、地球的な変格機の反射点を通して、そして地球へと屈折されます。この屈折されたエネルギーは、地球内でもう一つの縦波を確立します。故に、その屈折を通してエネルギーを伝達する、一対の縦波が産出されます。
振動している共振コイルは、地球のハーモニック(調和)にチューン(同調)させられ、カップリング変換器の1つの端末においてヴァーチュアルなグラウンドを確立し、故に機器を囲む電気的な状態に関する立ち位置から、地球の末端の機能を与えます。反射しているキャパシタンスとして指定されたコイルの末端は機能的(active)と現れ、地球の末端は中性的として現れ、対照的に、地球の立ち位置からだと地球の末端は機能的です。
図6:11ページ参照
故に、機器のアウトプット(出力)が、反射しているキャパシタンス(静電容量)であるという一般的なの概念の理由です。ヴァーチュアルなグラウンドの論理の光の下では、これは明らかに間違いです。図(6)を参照。
T.M.T. を囲む電気的な状態は、もう一般的、または電磁的な概念で表される事が出来ないのは、何故なら、そのシステムが電磁的なエネルギーの次元を、
W₁₁ = MC² = m x l²/t²
へと、非物質化した、または質量の無いエネルギーに変格したためです。エネルギーのこの形状の次元は、ウィルヘルム・レイク博士によって以下の様に与えられ
W₁ = l³/t² m = l
この非物質化されたエネルギーは、交流電流のシステムにおいて遭遇する反応的、または無ワットの、空間的なアナログです。T.M.T. を囲む、ダイエレクトリック(誘電/静電)的な媒体(エーテル)のダイエレクトリック的な飽和(崩壊)から結果するプラズマのディスチャージ(解放/放電)は、もう熱力学の法則には関係しておらず、エネルギーの自発的な産出や、均整の黄金比率の様な有機的な成長の法則に関係しています。特に注目に値する、興味深い事は、これらの現象が、ウィルヘルム・レイク博士によって唱えられた、宇宙的な重なりの理論の、実験的な確認の役割を果たす事です。
本質的にダイエレクトリックであるエネルギー変換器と、本質的に磁気であるカップリング変換器の間のエネルギーのパルスは、共振コイルの縦波と、地球の縦波からは、独立した縦波を表しています。この新たな縦波は電気的な振動と呼ばれ、時間の次元における縦波を表しています。この縦波のエネルギーはカップリング変格機を通して屈折させられ、これによって図(7)において図式的に見せられる様に、他の縦波とエネルギーを交換します。
T.M.T. はこの機能において、3つの異なる縦波を含み、それぞれが2つの屈折点を通してお互いにカップル化されると見る事が出来ます。これらの縦波は、それぞれが異なった次元的な要素を表しています:
1)地球の波;空間の次元的
2)変換器の間;時間の次元的
3)共振コイル;エクストラな次元的
図6:13ページ参照
図7:14ページ参照
音楽的な表しにおける類推的な関係は:
1)ハーモニー(調和);空間の次元的
2)リズム;時間の次元的
3)メロディー;エクストラの次元的
このトリプル(3重)の共振、またはセクスティック(6重の)エネルギーの一時通過が、協和音の共振で機能するためには、6つのエネルギー全ての間に、結合の関係が存在するようにされなければなりません。残念ながら、ダブル(2重の)エネルギー以上の一時通過の理論的な知識は殆ど存在していません。これは主に代数学の科学における、第二段階よりも高度な方程式の解決法に関する理解の制限によるものです。
2)時間の次元におけるインダクション/誘導
a)発見の歴史
電気的なインダクション(誘導)の原理的な原則は、19世紀の初頭にマイケル・ファラデイによって最初に発見されました。ファラデイは、空っぽの空間を通した距離における運動は、磁気的な引き寄せ合いと磁気的な反発によるものでは無いだろうと考えました。直感と実験的な方法によって彼は、空間がインダクションの線に浸透されている事を発見しました。これらのインダクションの線は、ファラデイによって、切れ目なく継続したエーテルの粒子の分極化と考えられました。その線、または分極化は、インダクター(誘導器)のポール(極)の間の最短距離ではなく、空間をカーブして通る奇妙な習性を見せました。このインダクションのカーブは、ファラデイと同時代の人達には受け入れられる事が出来ず、彼はこの発見のために鋭く批判されました。
彼の実験的なリサーチを通してファラデイは、電気的なコンダクター(伝導体)を囲むインダクションの量を変えるために、この電気的なコンダクターの周りの磁場が変格されると、その変格の速さに均整して、コンダクターの長さに沿って電気の運動/動機的な力(E.M.F./electro-motive force)が発生させられる事を発見しました。代数学的にそれは、
E=φ/t 毎秒の線数(ヴォルト)と表されます。
つまり、E.M.F. の規模Eが、コンダクターを囲むインダクションの線の数の総数であるφに直接的に比例していて、そしてこれらのインダクションの線の産出、または消費に必要とされる時間の長さtに、逆数的に均整するという事です。実質的な働きにおいて、E.M.F. はヴォルテージとして知られています。この発見は、私達の変換器(トランスフォーマー)の理論の知識の始まりを印し、そしてそれは電磁的な誘導の法則と呼ばれます。ファラデイはまた、磁力的な形状とは異なるもう一つのインダクションの線の形状の存在も発見しました。それらの線は「静電的なチャージ(蓄積/蓄電)」と呼ばれるものの周りに現れ、インダクションのダイエレクトリック(誘電/静電/絶縁)的な線と命名されました。このインダクションのフィールド(場)とインダクションの磁場は類似するものでした。
マイケル・ファラデイの実験的なリサーチは、19世紀において、当時、最も影響力のあったJ.C. マックスウェルとJ.J.トンプソンに大いに感銘を受けさせました。マックスウェルは、電気的なインダクションの更なる量的な理解を供給するために、ファラデイの実験的なリサーチを、数学的な形状に翻訳しようとしました。マックスウェルは、電磁的なインダクション(誘導)の法則に類似・関係する原理的な法則を発見しましたが、それはダイエレクトリック(誘電/静電)的なインダクションの法則、または良く、変異(転置)電流と呼ばれるものです。それは代数学的に以下の様に表され、
I=ψ/t 毎秒の線数(アンペア)です。
つまり、規模Iの電流は、コンダクター(伝導体)の表面で終結するダイエレクトリック的なインダクションの線の数ψに直接に均整的で、そしてこれらのインダクションの線を生産または消費するのに必要な時間の長さに逆数的に均整しているという事です。実質的なの働きにおいては、これはアンペアとして知られています。
磁気とダイエレクトリック的なインダクションの類似関係的な本質は、マックスウェルを、磁気の測量的な単位とダイエレクトリックの測量的な単位の間に均整の定数(constant)が存在している事の発見する事に導きましたが、この定数は数字的に光速の二乗と同等でした。この有名な発見は、マックスウェルを「電磁気の理論」に導き、この理論は、電気的な波は、光の波と同一で、これよって、磁気とダイエレクトリシティー(誘電性)は分離する事が出来ないという観念を与えました。
マックスウェルの電磁的な理論は、特にH. ヘルツの実験の後に、電気的な波についてのリサーチにおいて圧倒的になりました。ニコラ・テスラはこれについてこう述べています:「それは直ぐに、歴史の中に記録された科学的なマインドの、最も重要で説明する事の出来ない、脱線行為であると認識されると、私は言う事を躊躇しません。」不幸にも、この時は、未だに来ていません(まだ認識されていません)。
J.J. トンプソン教授は、ファラデイの発見に対してそれ程数学的ではなく、より物理学的なアプローチを取りました。トンプソン教授は、当時(1900年頃)の、空間にはエーテルが無く、魂も無く、死んでいる(空っぽな)ものであると言う考え方への移行にも拘らず、それ(空間/エーテル)を通した、ファラデイの継続的なエーテルの粒子とインダクションの線を、距離における運動に似た様なもので、確かな物理的な現実と考えました。
トンプソンは、電磁的な理論によって与えられる、これらの2つの合同的に伝播・繁殖する磁気的なインダクションと言うのはむしろ、お互いに独立的に異なったインダクションの伝播・繁殖であると考えました。彼は、磁気的なインダクションの伝播・繁殖を、それらの線が、エーテルを通したそれらの移動おいて、それらがブロードサイド(広い側・ 玄側・舷側 )の抵抗・引っ張りによって歪められ、伝播・繁殖の方向に対して横断的に成るのに対して;ダイエレクトリック的なインダクションの伝播・繁殖は歪められておらず、その移動において、これ等の線が伝播の通り道に沿って方向づけられているので、殆ど抵抗無くエーテルをスムーズにグライドして通ると考えました。例えるなら、大気中を通ったパラシュートの伝播は、磁気的な伝播・繁殖、故に抵抗/引っ張りの効果に類似し、大気を通ったミサイルの伝播はダイエレクトリック的な伝播・繁殖に類似するという事です。故に、ダイエレクトリック的なインダクションの伝播・繁殖は、磁気的なインダクションより、より速く、磁気的なインダクションより早く到着し、故に電磁的なエネルギーより速い/早いという事です。この観念は、ニコラ・テスラ博士の研究を理解するために,最も重要な点です。
エーテルの継続的な粒子のための彼の探究において、トンプソン教授はエレクトロンとして知られるものを発見しました。この粒子とダイエレクトリック的なインダクションの間の関係に関して、多くの誤解が発達させられてしまいました。これはテスラの発見を正しく理解する事に大変な害を成し、一般的に電気に対する理解にも害を成しました。これに関してC.P. スタインメッツを引用すると:「残念ながら、ダイエレクトリックの場を扱う大体において、コンダクター上の静電的なチャージの先史的な観念が未だ存在し、そしてその観念を使用する事によって、磁気とダイエレクトリックという電場の2つの構成要素の間の類推を破壊し、そしてダイエレクトリック的な場の考察を不必要に複雑にしています」と残しました。
明らかに、変位(転置)電流を、電気の量と共にコンダクターをチャージする電流として考える事は、磁気的なインダクションのE.M.F.(電気的な運動の力)を、磁気の量と共にコンダクターをチャージしていると言うのと、同じ位、意味がありません。ですが後者の観念が、磁気の量、等々の概念と共に、磁気の力の線による磁場のファラデイの表現の後は消え去り、多くの教科書における静電の定義は今でも、ダイエレクトリック的なエネルギーは、磁気的なエネルギーと同様に、コンダクターの表面ではなく、コンダクターの外側の空間にある事を考慮もせずに、コンダクター上の電気的なチャージと、そしてそれらによって蓄積されたエネルギーを語ります。
1854年に、ケルヴィン卿としても知られるサー・ウイリアム・トンプソンは、電気的な振動(オシレーション)の理論を発表しました。この理論は、電磁的なインダクションの法則とダイエレクトリック的なインダクションの法則の相互運動を実証し、電気的なインダクションの法則を、時間の次元で形成しました。その代数学的にそれは、
P=φ/t²=EI 秒毎の単位² (ワット)です。
実際の働きにおいてこれは、電力、またはワッテージ(ワット)と呼ばれます。この理論と、ヘルムホルツ、ヘヴィーサイド、そしてステインメッツによるその更なる開発が、テスラの機器の殆ど全ての原理的な原則を体現しています。
ケルヴィン卿は、それらの波はマックスウェルの変位(転置)電流の一種なので、発光的なエーテルを通した、音波の様な、圧縮された波として確立する事は可能であると感じました。この電流は良くキャパシター(畜電器)電流と呼ばれ、電気的な絶縁体を通って流れるだけではなく、空っぽと呼ばれる空間さえ通ります。この電流には、コンダクターもエレクトロンの流動も関わっていません。ケルヴィンは、これらの波が光速より速く伝播・繁殖するという彼の思いを指示しました。変換器(アルタネーター)によってフィードされたキャパシターのプレート間の空間におけるインダクションの作用を表現したケルヴィンの言葉を引用すると:「もし(回転)周期が十分に速められると、力の静電的な法則は、純粋で単純に、それぞれのプレートからの異なった距離で空気に応用されると、信じられる人がいるでしょうか?もしその行程が、毎秒百万回、もしくは毎秒百万かける百万回ぐらい速く行われれば、私達は近辺の空気を通した電気的な力の分配において、静電的な法則からの大きな逸脱(自差・偏差)を持つと誰もが信じます。その様な、起こっている運動が、電気的な波を発生させるのは、殆ど間違いない様です。さて、私にはこれらの電気的な波は、発光エーテルにおける濃縮/凝縮的な波の様に見え、そして恐らくこれらの波の伝播・繁殖は、普通の光の波の伝播・繁殖より膨大に、より速いでしょう。」
ダイエレクトリック的な伝播・繁殖の速度は、ウィートストーン教授によって実験的に、光速よりπ/2速い事が確認されました。テスラもまた、この速度について、波伝播・繁殖についての彼の記述に記しています。
これらの科学的発見の見解の下、そしてオリヴァー・ヘヴィーサイドが発達させた、光より速いエレクトロンの理論が、テスラ博士によって確認された事実である下、アインシュタインとその後継者達によって主張されてきた電磁とその光速の制限の現在の観念が、電気的な理論の分野を、どうやって圧倒してきたのかは、不思議でなりません。特に注目に値する程、興味深いのは、C.P. スタインメッツがヘルツ的な波を、エネルギーの配信では無く、エーテルのヒステリシスによるエネルギー消失として考えた事です。
3)Theoretical Concepts of Tesla's Discoveries
テスラの発見の理論的な観念
テスラ、物理学、そして電気
ニコラ・テスラの研究のリサーチは、現在利用されている電気の理論と異なり振舞う、電気的な現象を明かします。テスラの発明への説明は、物理学的な見解から成され、多くの間違った観念を生み出しました。物理学の科学は、粒子と質量を囲む現象に基づいており、それは電気的な現象の研究において応用は殆ど見いだせられません。
テスラの発見への説明は、物理的な科学ではなく電気的な科学に見つけられます。電気的な科学は、ステインメッツ、テスラ、そしてヘヴィーサイドの時代(1900年代)から休眠状態です。これは主に、私達が「エジソン的な効果」と呼べる様な利権争いの結果です。
この資料は、回転している磁場と、高フリクエンシーの変換器(トランスフォーマー)による、N. テスラの発見の理論的な調査の、前書きの役割を果たします。読者の皆さんは、一般的に入手可能なテスラについての資料を知っていて、そしてメカニクス(機械性)と電気の基本的な知識を持っていると前提されています。
回転している磁場
一般的な電気的で機械的な変換器において、エネルギーは機械的な形状と電気的な形状の間で変換されます。その様な機器は典型的に、移動しているインダクタンス(誘導性)のコイルと磁石場のシステムを利用します。
図1&図2:Pdfヴューアー21ページ参照
ポンプ、エンジン、タービン等々の様な機能するために産出させられた、または消費された機械的なエネルギーは、回転的な形状である事が好ましいです。電流転換機として知られる機械的な整流器を使わない、回転的な力の発生の方法は、1800年代の末に、ニコラ・テスラによって発見され、そしてそれは回転している磁場として知られています。
基本的な原則
インダクタンスのコイルと、磁石場の間の、基本的な相互作用を調べてみると、回転的な磁場の背後の原則への幾つかの洞察を供給します。
鉄の欠片に銅のループがグルグル巻きにされた、単純な電気的で機械的な機器と、小さな磁石棒を考えてみてください(図1)。インダクタンスのコイルの芯中面と、磁石の間の距離(1)におけるあらゆる変化は、インダクタンスのコイルの中芯の鉄を通って、通っている、磁場の線から結果している、銅のループの末端、電気の運動/動機的な力(ヴォルテージ)に結果します。このE.M.F.(電気の運動/動機的な力)の規模は、距離(1)が変化される速度と、磁石の場のポールの面から発生している磁気の量に直接的に均整/比例しています。
対照的に、もしE.M.F.がインダクタンスのコイルの末端に応用されると、E.M.F.の強さと磁石場のポールの面から発生している磁気の量に、速度においてのその距離(1)は直接に均整します。故に電気的な力と機械的な力がこの機器において融合されます。
もし電気的な力の流れ(ワット)がコイルの末端から取られ、ロード(?)へと入れられると、磁石と、鉄の中芯の間の、磁気的な引き寄せ合いと反発として、機械的な抵抗(摩擦)が現れます。それを動かすために磁石場に応用された機械的な力は、コイルの中から流れ出る力に結果します。この力の流れは、磁石場を機械的な力に対して反発する対照的、または反対的なE.M.F.(電気の運動/動機的な力)を発生させます。これは磁石を動かすために、働き(作用)が消費される事に結果します。しかしながら、この働きは失われたのではなく、電気的なロード(蓄電?)に届けられます。
対照的に、もし磁石場が、コイルの末端に応用された外部的なE.M.F.と共に機械的な力をロードに送るなら、接続された機械的なロードの抵抗によって、その磁石場は、固定化される傾向があります。その磁石場は動いていないので、コイルの中で外部から応用されたE.M.F.に見合う反E.M.F. を発達させる事が出来ません。故に電気的な力はコイルの中へと流れ、磁気的な運動を通した働きとして、磁石場へともたらされ、それが動く原因に成り、そしてロード上で働きを機能させます。
故に、機械的なエネルギーと電気的なエネルギーは、この電気的な機器によって同じものにされます。この機器を、反応する機械的なエネルギーの源泉に接続すると、コイルの末端において変化しているE.M.F.を発生させ、故に直線的、または経度的な交流(電流/縦波)の発電機です。この機器を変化している(交流的な)電気のエネルギーに接続すると、磁石場において反応する機械的な力を発生させるので、故に直線的な交流モーターです。この機能の両方のモードにおいて、磁石場は、エンジンのピストンと変わらない反応を示します。回転的な運動は、クランクシャフト(軸)とはずみ車無しでは可能ではありません。
図3&図4:Pdf23ページ参照
2つのインダクタンスのコイルを図2に表される様に並べ、これらのコイルを、お互いに対して1/2ずつずれている、変化しているサイクルの、対の変化しているE.M.F.に接続すると、磁石場の内側の分子的な空間(内的な空間)へと、その機械的な力が方向づけられる事に結果します。磁石場は、磁気的な運動によって、変化的に引き延ばされ、圧縮され、振動と熱以外に外部的な力は見受けられません。しかしながら、図2の中に表されている様に、その対の2つをお互いからに直角に配置し、歩調またはフェーズが1/4サイクル(クアドラチャ―直角位相)ずれている、変化しているE.M.F.に接続すると、磁気の回転しながら移動する波を産出し、つまり、旋回しているヴァーチュアルな磁気的なポール(柱)です。このヴァーチュアルな(目に見えない)柱は1/4サイクルの間隔の時間の間に、一つの柱の面から次へと移動し、故にE.M.F.の変化のそれぞれのサイクル毎に、全ての柱の面の周りを一回転します。磁石場は目に目ない柱と共に並び、回転的で磁気的な波とロックして、これによって回転的な力を産出します。
この現象を理解する上で、一つの類推が、補助になるかも知れません。太陽が地球の周りを廻っている様に見える事を考えてみてください。太陽を大きな磁気的な柱と想像して、貴方の頭の中のその景色を磁石場として想像して下さい。太陽が遠い地平線に沈む時、それは消滅する様に見えます。しかしながら、太陽は無く成ったのではなく、真昼から90度、またはこの惑星の1/4を廻った処にあります。さて、その惑星(地球)を太陽と共に移動する事を想像し、太陽が常に真昼である様に保つ様に想像して下さい。この様にして、人はこの惑星の周りをグルグル運ばれて回りますが、これは磁石場が目に見えない柱によってグルグル運んで廻されるのと一緒です。この状態において、太陽は空に停止している様に現れ、地球はその足元を後ろ向きに飛んでいる様に現れます。詩人ゲーテによって考えられたこの関係に鼓舞され、テスラは、変化している電気的なエネルギー(交流電流)の理論と応用、主に回転している磁気的な波を知覚しました。
「その輝きは撤退し、その日の働きは終わる;
それは向うへと急ぎ、新たな生命の畑は探究される;
ああ、この地から私を持ち上げる事の出来る翼はなく、
その道の上を辿り、辿って昇る・・・」
3)Theoretical Concepts of Tesla's Discoveries
テスラの発見の理論的な観念
回転/旋回的な波
回転的な運動をしている磁場の産出の背後にある基本的な原則は、全ての周期的で電気的な波の背後にある原則の役割を果たします。それは故に、その発見を更に深く調査するのには意義があります。
図1に見られる機器は、図4に見られる様に、磁石場の中軸に沿って機械的な力を発達させます。同様に、機械的な反対方向の力が、磁石場の中軸に沿って作用しています。故に、もし「axternal」(エクスターナル/「外部的」のタイプミス?中軸的?)機器から磁石場へ、働きが引き出される、またはそれぞれに供給されるためには、2つの機械の間を繋げる接続のロッドが必要になります。そのエネルギーの流れは、そのロッドの中軸に沿ってで、故に関係している力と並行(空間結合・重なり)です。簡単な例えを言えば、ハンマーと釘です。ハンマーは、機械的な力を釘に供給し、釘はその力を木の中へと伝達します。その反対方向の力には、ハンマーを釘から跳ね上がらせる傾向があります。しかしながら、木は柔らかいので、強い反対方向の力を釘とハンマーへと反射する事が出来ません。故に釘は、ハンマーからの機械的なエネルギーを吸収して、木の中へとスライドし、木の中へと消えます。
図1&2:Pdf21ページ参照
図2の機器もまた、軸の方向に機械的な力を発達させますが、それは全体的に分子的な空間に集中されています。あらゆる反対方向の力も同じ軸に沿って押し返されなければなりません。故にその働きはまた、図4の様に中軸に沿ってで、そしてそれは分子的な構造へと運ばれます。例えるなら、一つのスティールのブロック(塊)を、2つのハンマーがそれぞれ、反対側を叩いている状態で、その塊を叩く事によって、その中に熱と振動を発生させている状態です。
図3の機器は、とても異なった波の形状(図5)を発生させます。そのシャフトに供給された機械的な力は、中軸に対して直角に、時計回りの方向に応用されます。反対方向の力は、回転的な意味で反対、または中軸に直角に、反時計回りの方向に作用されます。機械的なエネルギーの流れは、図4と同様にまだシャフトに沿ってですが、しかしながら、それはもうサイクルと共に大きな規模でパルス(衝動)せず、それは直流電流のサーキット(回路)における電気的なエネルギーの流れの様に流れ続けます。
図3:Pdf23ページ参照
図5:Pdf25ページ参照
例えるなら、ネジとドライバーです。ドライバーは、手やその他の運動/動機的な力によって、回転的に時計回りに力が加えられます。反対方向の力はその対峙において現れ、つまり反時計回りで、これによってドライバーの回転をはばんでいます。しかしながら、木は柔らかいので、その反対方向の力をドライバーへと反映させる事が出来ません。故にそのネジはに木の中へと移動し、それはドライバーの回転に対して垂直/直角的です。
(注:)
2人の人達、AとBが、一定の距離において、縄跳びの縄の両端を持ったとしましょう。Aが、縄跳びの縄を上下に振ると、そのエネルギーは、Bに向かい移動しますが、その波の大きさは抵抗によって徐々に小さく成ります。
これが横波です。
対照的に、AとBが、一本の棒の両端を持ったとしましょう。Aがその棒を押すと、その力は瞬時に、Bに伝わります。これは、この力が圧力で、音波に類似したもので、
縦波だからです。
その波の形状は、広い種類の様々な分野の研究において、とても興味深いものでした。それは、カデュセウスのコイル、回転している波、ダブル・ヒーリックス(遺伝子の様な一対の螺旋)、ソーラー・クロス(太陽的な十字)などと呼ばれ、そして勿論、回転的な磁場です。その応用は広く様々で、下水処理施設や誘導されたミサイルから、ヴァン・タッセル・インテグレーションや占星学にまでも利用されています。
振動している電流の変換器(Oscillating Current Transformer)
振動している電流の変換器が、一般的な変換器とはとても異なって機能するのは、親しみのある磁気的な誘導/インダクションの法則と同時に、ダイエレクトリック(誘電/静電)的なインダクション/誘導の法則も応用するためです。コイルの中軸に沿った波の伝播は、一般の配信線(電線)に沿った波の伝播とは類似せず、(コイルの)巻きの間のキャパシタンス(静電容量)&相互的で磁気的なインダクタンスよって複雑にされています。この件に関して、O.C(振動している電流)変換器はレゾナント(共振)配信線やR.C.L.サーキット(回路)の様に振舞わず、むしろ特殊な波のガイドの様なものです。恐らくO.C.変換機の最も重要な特徴は、コイルの中軸に沿って伝播する際に、電気的なエネルギーは非物質化(dematerialized)し、つまり、その振る舞いにおいてウィルヘルム・ライク博士のオルゴン・エネルギーに類似した、質量の無いエネルギーに成ると言う事です。O.C.変換機を、ワイヤーレス・パワー(i.e.無線電力)の配信と受信に便利にするのはこの特徴で、テスラ博士のリサーチを研究する中で、O.C.変換機に独特の重要性を与えています。
コイル・インダクション(誘導)の基本
図1の中に表されたコイルの、要素的な断片を考えてみて下さい。コイルされたコンダクター(伝導体)の1、2、&3の巻きの間には、2つの基本的な構成要素から成る、複雑な電気的な波が存在しています。一つの構成要素(図2)の中で、磁気的そしてダイエレクトリック的な線の流れは、直角において交差し、これ等の交差に対して垂直にフォトン(光子)の流れを産出し、これによって、そのコンダクターに平行に、そしてそのコイルの周りの、そのギャップに沿ってエネルギーを伝播します。図3の中で表されている、その他のもう一つの構成要素において、磁気的な流れの線は交差せず、コイル・コンダクターに垂直に、同じ中軸に沿って融合し、これによってエネルギーは、コイルの中軸に沿って運ばれます。これが経度的な磁気-ダイエレクトリック的な波です(縦波)。
図2:Pdf27ページ
3-4月号と5-6月号で図の番号が重複するので、注意して下さい。
図1:Pdf28ページ
図3:Pdf29ページ
故に、コイル・コンダクターにおいて、エネルギーの流れの、2つの異なった形状があり、図4の中で表せられる様に、お互いに対して直角に伝播しています。これによって結果的な波が産出され、それはコイルの周りを螺旋の形状で伝播し、コンダクターの間の横断的な波(横波)に繋がります。故に振動しているコイルは、コイルされたコンダクターの波長より短い波長の、複雑な波長を有します。
3)Theoretical Concepts of Tesla's Discoveries
テスラの発見の理論的な観念 III
コイルの計算
もし、コイルの末端の一つに、交流電流が応用されたと仮定すると、そのコイルのもう一つの末端は、オープン・サーキット(開かれた回路)にされたものです。加えて、外的なインダクタンス(誘導)とキャパシタンス(静電容量)が考慮されなければならず、すると単一の層のソレノイド(電磁石)のための、単純なフォーミュラが産出されます。
単一のの層の電磁石の総合的なインダクタンスのためのフォーミュラは:
L = r²N²/(9r+10l) x 10⁻⁶ ヘンリー(インチ) (1)
(注:101では無く、10エル)
其処で
r はコイルの半径
l はコイルの長さ
N は巻きの数です。
単一の層の電磁石のキャパシタンスは、以下のフォーミュラによって与えられ
C = pr 2.54 x 10⁻¹² ファラド(インチ) (2)
其処において、その要素 p は、テーブル(表)1に産出された長さの直径の比率への機能です。そのコイルの次元は図1に表されます。そのキャパシタンスは、長さと直径の比率が1と同等の時に最小限です。
図1:Pdf28ページ参照
其処コイルは経度的な波(縦波)と共に振動していると仮定されるために、そのコイルに沿った電流の分配は統一的では無く、そのコイルに沿った距離に関して正弦曲線の方法で(sinusoidally)変化します。これは、方程式(1)によって得られる結果を変化させ、故にレゾナンス(共振)のために
L₀ = 1/2L ヘンリー (3)で
(注:₀ が、ゼロなのか、オーなのか、微妙です。)
同様に、キャパシタンスのために
C₀ = 8/π x c ファラド (4)
(注:上記の記号がπなのか、印刷が微妙です。30ページを参照して下さい。)
これによって伝播の速度は以下によって与えられ
V₀ = 1/√L₀C₀
= ℨVc 単位/秒 (5)
(注:ℨの記号が正解なのか微妙です。30ページ参照。)
其処で
Vc = 1/√ℳℇ インチ/秒 (6)
つまり、光の速度、そして
V₀ = Vcℨ
= [1.77/p + 3,94/p x n]¹/² 2π10⁹ インチ/秒 (7)
其処で n = コイルの長さのコイルの直径への比率です。伝播の要素 ℨ の数値は、テーブル(2)に表されています。
故に、そのコイルの振動またはレゾナンス(共振)は、以下の関係によって当たられ
F₀ = V₀/(l₀-4) サイクル/秒 (8)
- が、- なのか、・ なのか、微妙です。)
其処で l₀ = インチにおけるコイルの総合の長さです。
図4:Pdf31ページ参照
レゾナント・コイルの特徴的なインピーダンスは以下によって与えられ
Zc = √L₀/C₀ オーム (9)
故に、
Z₀ = NZs オーム (10)
其処で
Zs = [(182.9 + 406.4n)p]¹/² π/2 x 10³ オーム(インチ) (11)
そして n は、巻きの数です。シート・インピーダンスの数値、Zsは、テーブル(3)に算出されています。
そのコイルの時間の定数、つまり、コイルの抵抗によるエネルギーの消費/消失は、以下のほぼ正確なフォーミュラによって与えられ
u = R₀/2L₀ = (2.72/r + 2.13/l)π√F₀ ネパー(Nepers)/秒(インチ) (12)
其処で
r = コイルの半径
l = コイルの長さです。
一般的に、コンダクター(伝導体)の抵抗による、そのコイルの振動のエネルギー消失は;
1)コイルの直径、 d の増大と共に減少し;
2)長さの直径への比率、 n が小さく、n = ユニティー(統一性?)を超えて殆ど減少しない時に、コイルの長さ、 l の増大と共に、急速に減少し;
3)ワイヤーの直径のコイルのピッチ(強度?)の比率が60%の時に最小限です。
付属されたテーブル、(1)、(2)、&(3)の検証によると、一般的なデザインの長いコイルは、最良の機能に結果しない様です。一般的に、コイルは短く、広いべきで、そして n = 1 より長く成るべきではありません。そのフリクエンシー(周波数/振動率)は通常、 F₀ = Vc/Л₀ と与えられ(注:Лの記号はやや微妙です、32ページ)それは方程式(7)によると、不正確です。図(1)の中で表される様に、間隔を空けられた細いロッドでは無く、むしろ固い、または継続的なフォーマ―の上に巻くと、方程式(6)に示唆される様に、波の伝播を大いに歪め、これによってその波を致命的に歪めます。そのコイルのダイエレクトリック(誘電/静電)的な定数、ℇは、変換の高い効率を確かにするために、物理的に可能な限りユニティーに近づけられるべきです。
振動しているコイルのボルト・アンペアの関係のための方程式は
E₁ = j(YcZ₀ + ?)E₀ 複雑なボルテージの入力 (13)
(注:それぞれの E の上には・がついています。?の記号は不明です。32ページ)
I₁ = j(YcZ₀+ ?)I₀ 複雑な電流の入力 (14)
(注:Iの上にも・がついています。)
Z₁ = ZcY₀ + ?/YcZ₀ + ? x Z₀ 入力のインピーダンス、オーム (15)
其処で
上に・がついたE₀ = 上に上げられた末端のボルテージ
上に・のついたI₀ = 上げられた末端への電流
Yc = Zc⁻¹
Z₀ = 末端のインピーダンス
Y₀ = 末端のアドミッタンス
? = u/2F₀ = 減少
j = √-1のルート
極少量の消失絶対数値のために
E₁ = (Zc2πF₀C₀)E₀ ボルト (16)
I₁ = (Yc/2πF₀C₀)I₀ アンペア (17)
其処で
C₀ = 末端のキャパシタンスです。
エネルギー保存の法則によって
E₁I₁ = E₀I₀ ボルト-アンペア (18)
もし末端のキャパシタンスが小さいなら、するとテスラ・コイルのほぼ正確な入力/出力の関係は、以下によって与えられ
E₀ = ZcI₁ ボルトにおける出力 (19)
I₁ = E₀Yc アンペアにおける入力 (20)
I₀ = YcE₁ アンペアにおける出力 (21)
E₁ = I₀Zc ボルトにおける入力 (22)です。
テーブル(1):コイルのキャパシタンスの要素Pdf33ページ参照
テーブル(2)&(3):Pdf34ページ参照
4)空間の次元におけるインダクション
a) インダクション(誘導)の連動/結合的な対の産出
コイルに沿った電気的な伝播と、類似した機器の研究のための、現在の使用における波の理論は全て、それらが単一の線、または中軸に沿ったエネルギーの伝播の再現であると言う、原理的な欠点から苦しみます。コイル伝播の同等のサーキット(回路)は、しかしながら、図(1)の様に再現されるのが最良で、つまり、インダクションのための2つの垂直/直角の通り道です。故に、伝播は、図(1)によって与えられた網目の表面のあらゆる方向において起こる事が出来ます。
電気的なエネルギーの本質は伝播の方向と共に変化し、そしてその通り道が通常の中軸に沿ってではもう無い時に、一般的で電磁的な形状から大きく離脱します。この形状における離脱は、テスラの発見の研究において、最も重要です。
図(1):コイルの要素、ブロックの要素、etc.Pdf36ページ参照
図(2):Pdf37ページ参照
単一の電気的なエネルギーは、磁気的なインダクションの流れと、ダイエレクトリック(誘電/静電)的なインダクションの流れの空間における産物で、それらの流れの本質と、それらの産出の本質が、テスラ式の振動している電流の変換器(O.C.T)において現れる電気的なエネルギーの特徴を決定します。故に電気的なエネルギーのそれらの構成要素の本質を調べる事は重要です。
電気的な「コンダクター(伝導体)」のあらゆるシステムにおいて電気的なエネルギーが存在する時、そのコンダクターを囲む空間において、特定の現象が現れ、つまり、囲んでいるエーテルの中で磁気的、そしてダイエレクトリック的な運動が、それら自体を現させます。
そのコンダクターを囲んでいるのは、インダクションの磁気的なフィールド(磁場)と呼ばれるものです。この磁場の強さは、囲んでいる空間を満たしている、磁気的な線の総合の数、φ₀で与えられます。コンダクターの表面に平行的で、総合的で磁気的なインダクションの部分は、横断(横波)的で磁気的なインダクション、φ₁₁で、コンダクターの表面に垂直な、総合的で磁気的なインダクションの部分は、経度(縦波)的で磁気的なインダクション、φ₁と呼ばれます。通常、横断的で磁気的なインダクションは、エネルギーの流れへの直角において存在し、そして経度的で磁気的なインダクションは、エネルギーの流れの線に沿って存在します。その幾何学的な関係(立体性)は、図(2)の中で与えられています。
そのコンダクターの表面から派生しているのは、ダイエレクトリック・フィールド(誘電/静電場)と呼ばれるものです。ダイエレクトリック・フィールドの強さは、インダクションのダイエレクトリック的な線の総合の数、ψ₀で与えられます。エネルギーの流れの方向において、表面の上で終結する、総合的でダイエレクトリック的なインダクションの部分は、経度的でダイエレクトリック的なインダクション、ψ₁と呼ばれ、そしてエネルギーの流れへ垂直に表面上で終結する部分は、横断的でダイエレクトリック的なインダクションと呼ばれます。その幾何学的な関係は、図(3)の中で与えられています。
図(3):Pdf40ページ参照
インダクションの総合的な磁場、φ₀と、インダクションの総合的でダイエレクトリック的な場、ψ₀は、一緒に総合的な電気的なフィールド(電場)、Φ₀を構成し、つまり、
Φ₀ = φ₀ψ₀ 電気的なインダクションのユニット(単位)です。
追記:ギリシャ語の大文字と小文字が逆でφ₀ = Φ₀Ψ₀なのかも知れません。Pdf38-41ページとギリシャ・アルファベットを参照して下さい。)
4)空間の次元におけるインダクション
b) 横断的(横波)と経度的(縦波)の構成要素
横断的で電磁的な波は、時にはヘルツ的な波と呼ばれ、ダイエレクトリック(誘電/静電)的なインダクション(誘導)の線、ψ₁と、磁気的なインダクションの線、φの、空間における垂直/直角の交差の結果で、図(4)です。
この幾何学(立体性)的な関係の象徴的な表現は
Φ = ψ x φ (1)
この関係は、電気的なインダクションを構成する、磁気的、そしてダイエレクトリック的なインダクションの交差の産物と呼ばれます。この関係は、オリヴァー・へヴィーサイドのよって最初に発見されたポインティング・ヴェクトルとして知られるものの土台です。(注:以前も触れましたが、「poynting」は「pointing」のミススペルでは無く、電磁場に関連した専門用語の様です。)
この関係の三角法的な表現は
Φ = Φ₀サインθ (2)
其処で、θは、ψの線とφの線の間の交差の角度です。
図(4):Pdf43ページ参照
Φの完全なヴァーサー(versor)の表現は、球体的な三角法の一般的な原則である事は、科学の進歩のためのアメリカン・アソシエーション(XLI巻)、1891-1894(年?ページ?)の前で、アレクサンダー・マクファーレン教授によって、代数学の想像の中で発表され、
Φ = Φ₀(コサインθ + kサインθ)です。 (3)
(注:Φの上に横棒が引かれています。)
其処で、その象徴 k は、サインの用語は、ψとφの交差が起こる平面へ垂直/直角である事を示す、分別的な指数以上のものでは無く、図(5)です。
その関係を入れ替える事によって
Φ₁ = Φ₀コサインθ
Φ₁₁ = Φ₀サインθ (4)
図(5):Pdf45ページ参照
その複雑なインダクションの象徴的な表現は以下によって与えられ
Φ = Φ₁ + kΦ₁₁ (5)
(Φの上に横棒)
故に、電磁的なインダクションの流れは、それに派生を与えるインダクションに垂直/直角に方向づけられ、 k の方向に伝播します。
電磁的なエネルギーの次元は、以下によって与えられ
W = mc² ワット・秒
= m x l²/t² (6)
そして磁気的な流れの次元は
φ = i/W 線 (7)
= l²/t x m/ψ (8)
方程式(7)を(6)へと入れ替えて、そしてダイエレクトリック的なインダクションの法則を入れ替えると
i = ψ/t 線/秒
は、横断的な電磁的インダクションを以下に与え
Φ₁₁ = mc²T ワット・秒²
= m x l²/t (9)
其処で T は、その期間に、エネルギーの蓄積の磁気的、そしてダイエレクトリック的な形状の間で交換されたエネルギーの時間的な間隔です。方程式(9)の次元は通常、数字的な量(numerical quanity)として与えられ
Φ₁₁ = 6.6234 x 10³⁴ ワット・秒²
またはそれの複数の整数(integer)です。これは通常、 k の方向に沿って流れている、エネルギー・時間のこれらのユニット(単位)の流れとしてportraid(ミススペル?描かれ?)、フォトン(光子)の流れと呼ばれます。
方程式(3)によって与えられた原則的な関係は、電磁的インダクション、Φ₁₁は、完全な電気的インダクション、Φ₁(Φの上に横棒)の一部でしかない事を示唆するのは、類似的な構成要素
Φ₁ = コサインθ
が、存在しているためです。
Φ₁の幾何学的な関係は、図(6)に表されています。インダクションの線、ψとφはこの場合、空間における連動/重なりで、故に、電気的なインダクションとして、同じ中軸の上にあり、それに対してそれらは派生を与え、
故に、電磁的な構成要素、Φ₁₁・とは全く異なった電気的インダクションの形状で、この関係の象徴的な表現は
Φ₁ = ψ・φ (10) です。
図(6)&図(7):Pdf49ページ参照
この関係は中軸的な産物と呼ばれ、よく間違ってスカラーの産物と呼ばれます(DOT産物と言う用語が頻繁に使われます)。電気的インダクションのこの形状は、経度的な磁気-ダイエレクトリック・インダクション(L.M.D.)で、方程式(1)の横断的な電磁的インダクションと対象区別されます。
電気的インダクションのこの構成要素におけるエネルギーの次元は、方程式(6)と(9)の関係によって、もう表されていませんが、質量の無い(mass free)エネルギーとして表されなければなりません。この事実の一つの例は、L.M.D.のエネルギーは、トランスフォーマー(変換器)の相互的なインダクションなどの、電気的な流れに対して、垂直、または直角に伝播し、形状において経度的なので、コイル・コンダクター(伝導体)におけるエレクトロン(電子)の流れに垂直/直角に、プライマリー(主要)コイルからセカンダリー(二次的)コイルにエネルギーを運び、図(8)です。
図(8):Pdf51ページ参照
コンダクターのシステムの総合的な電気的インダクションの象徴的な表現は、横断的な構成要素の中に含まれたインダクションのその%の複雑な総合で
a = サインθ パーセント (11)
そして経度的な構成要素によって含まれたインダクションのその%は
b = コサインθ パーセント (12)
故に、その複雑な量(quanity)
γ = a + kb 単位 (13)
(多分、ガンマγで正確。)
電気的インダクションのヴァーサー(VERSOR)方程式はこれによって以下として与えられ
Φ = γΦ₀ (14)です。
4)空間の次元におけるインダクション
c)クアドラチャー(直角位相)の連動したインダクション パートI
前述のそれぞれの方程式は、単一の磁気的インダクション(誘導)と単一のダイエレクトリック(誘電/静電)的インダクションのコンビネーションを扱いました。しかしながら、パート(a)の中で描写された様に、磁気とダイエレクトリックのインダクションは、トランスフォーマー(変換器)とコイルの巻きにおいて、それぞれが2つの部分から構成されます。
経度的(相互的)な磁気的インダクション(縦波)と横断的(漏れ的)な磁気的インダクション(横波)の複雑なコンビネーションのヴァーサー(versor)の関係は、以下によって与えられ
Φ = km⁰Φ₁ + km¹Φ₁₁ (15)
(注:左のΦの上には横線があり、⁰と¹は m の真上に位置します。Pdf53ページ参照。)
幾何学(立体性)的な関係は、図(9)によって表され、指数 km のベキ指数(exponents)0と1は、磁気的な参考の中軸 km の周りの回転の量/数です。
図(9):Pdf54ページ参照
経度的(相互的)なダイエレクトリック・インダクション、Ψ₁と、横断的(漏れ的)なダイエレクトリック・インダクション、Ψ₁₁の複雑なコンビネーションのヴァーサーの関係は以下によって与えられ
Ψ = kd⁰Ψ₁ - kd¹Ψ₁₁ (16)
(左のΨの上には横棒があり、0と1は、マルに棒が刺さった様な記号の真上にあります。その記号が解らないので、ここでは d で代理します。)
この幾何学的な関係は、図(10)によって表されています。指数 kd のベキ指数、0と1は、km との類似した関係を有し、つまり、回転の量です。マイナスの記号が示唆するのは、この回転が磁気的な回転に対して真逆だと言う事です。
電気的インダクションの総合的なヴァーサーは、磁気的インダクション、Φ(上に横線)と、ダイエレクトリック・インダクション、Ψ(上に横線)のヴァーサーの代数的な産物です。故に
φ = ΦΨ (17)
(全部の上に横線がついています。)
図(10):Pdf56ページ参照
そして(15)と(16)を、(17)へと入れ替えると以下を与え
φ(上に横線) = [
(km⁰kd⁰Ψ₁Φ₁ + km¹kd¹Ψ₁₁Φ₁₁)
+ (km⁰kd¹Ψ₁Φ₁ - km¹kd⁰Ψ₁Φ₁₁) ] (18)
この方程式は完全に代数学的で、そして故に様々な関係のその秩序、またはpostion(?)は重要ではありません(無形/非物質的です)。ヴァーサーの中軸のインダクションのこのコンビネーションは、図(11)によって表されています。
図(11):Pdf58ページ参照
4つのインダクションのこのクアドラ(4重)的な方程式のための、掛け算のルールは、
1) Ψ₁、経度的なダイエレクトリック
2) Φ₁、経度的な磁気
3) Ψ₁₁、横断的なダイエレクトリック
4) Φ₁₁、横断的な磁気
そして合同中軸的なヴァーサーの中軸のために
a) kmⁿ、磁気的なヴァーサー・オペレーター
b) kdⁿ、ダイエレクトリック的なヴァ―サー・オペレーター
は、以下として与えられ
Km⁰kd⁰ = 1s¹、経度的な産物
Km¹kd¹ = 1s⁰、スカラーの産物
そして
Km⁰kd⁰ = +ks¹、反時計回りの交差の産物
km¹kd⁰ = -ks¹、時計回りの交差の産物です。
それぞれの象徴(シンボル)
1s⁰ = 1 次元的なユニット(単位)を表します
-ks¹ = ks³ = 回転のクアドラント(1/4)の2つ(180度)を表します。
(図(12)を参照して下さい)
そのシンボル 1sⁿは、電気的インダクションのヴァーサーの、非ヘルツ的な構成要素のための、空間オペレーターで、ヴァーサー、または時間オペレーターの様に振舞う特徴的な性質を有し、ボーダーランド・サイエンス・リサーチ・ファウンデーション、VISTA CA. 92083によって出版された、一般的な電気的な波のシンボル(象徴)的な表しの中で描写されています。
シンボル ksⁿは、電気的インダクションのヴァーサーの、ヘルツ的な構成要素、または円的に極化されたT.E.M.の構成要素のための空間オペレーターです。
図(12):Pdf61ページ参照
掛け算のルールの数値を方程式(18)に入れ替えると以下のシンボル的な表現を与え
φ(上に横線) = (Φ₁₁Ψ₁₁ + 1s¹Φ₁Ψ₁)
+ ks¹(Φ₁Ψ₁₁ - Φ₁₁Ψ₁) (19)
入れ替えると
φ(上に横線) = (Φ₁₁Ψ₁₁ + 1s¹Φ₁Ψ₁) (20A)
そして
φ(上に横線) = (Φ₁Ψ₁₁ - Φ₁₁Ψ₁) (20B)
は、方程式(5)に類似した形状において、複雑なインダクションの、ヴァーサーの一般的な表現を与え、
Φ = Φ₁ + ks¹Φ₁₁ (21)
(いずれのΦの上にも横線がついています。)
4)空間の次元におけるインダクション
c)クアドラチャー(直角位相)の連動したインダクション パートII
Pdf63ページより:
遭遇された4つの異なったインダクション(誘導)の掛け算(計算)は、電気的インダクションの、4つの異なった空間的な分配に派生を与えます:
Φ₁₁Ψ₁₁;形状においてスカラーである、電気的インダクションの構成要素を現し、つまり、長さまたは距離に関して変化を見せませんが、何処でも同じです。
Φ₁Ψ₁; 形状において経度的な磁気-ダイエレクトリック(誘電/静電)的な電気的インダクション(縦波)の構成要素を現し、つまり、中軸的に変化を見せますが、トランスフォーマー(変換器)の巻きの中軸に沿った伝播の方向に対して横断的(横波)ではありません。
Φ₁Ψ₁₁; 形状において横断的で電磁的な電気的インダクションの構成要素(横波)を現し、そして縦に極化されています。このインダクションは、トランスフォーマーの巻きの中軸にたいして横断的、または垂直/直角に変化を見せ、そして反時計回りの方向において、コンダクター(伝導体)の折り返し(巻き?)の間の空間を通って通ります。
Φ₁₁Ψ₁; 形状において横断的で電磁的な電気的インダクションの構成要素を表し、そして横に極化されています。このインダクションは、トランスフォーマーの巻きの中軸に対して横断的、または垂直/直角に変化を見せ、そして時計回りの方向において、その巻きの外側の周りの空間を通って通ります。
その2つの横断的なインダクションは、その巻きの周りを、反対方向において移動しているそれぞれの波の一対を現すと見る事が出来ます。
そのスカラー・インダクションが、そのトランスフォーマーを囲む全ての空間を満たし、伝播しない間、それは時間においてパルス(衝動/鼓動)し、そして故に時間の次元におけるスカラーでは無く、ランプされた(lumped)サーキット(回路)としてのトランスフォーマーの、真のL.C.振動を体現します。
LC = T²
故に、空間的な変化と供の、完全なトランスフォーマー振動は、以下によって与えられ
(LC – us²) = T₀² (22)
(注:多分、us だと思いますが、少々、読みにくいです。Pdf65ページ参照。)
其処で、us は、空間の定数(constant)と呼ばれます。
それぞれのインダクションと、それらのトランスフォーマーの巻きとの関係は、図(13)に表されています。
図(13):Pdf66ページ参照
図(14):Pdf67ページ参照
電気的インダクションの横断的な構成要素は、もし以下の状態が存在するなら、中和化され
φ₁₁ = (Φ₁Ψ₁ - Φ₁₁Ψ₁₁) = ゼロ (23)
そして故に
Ψ₁₁/Ψ₁ = Φ₁₁/Φ₁
よって
タンジェントθd = タンジェントθm
(以前と同様に、○に縦棒が刺さった様な記号が何なのか不明なので、d で代用しました。)
これは図(14)によって表されています。
代わりに、方程式(23)は以下に成り
Φ₁/Ψ₁ = Φ₁₁/Ψ₁₁
つまり
Z₁ = Z₁₁
経度的な電気的インダクションの特徴的なインピーダンス(交流における電圧の電流に対する比)は、スカラー・インダクションの特徴的なインピーダンスと同等です。
中和化されたT.E.M.のこの場合おいて、その巻きは歪みが無いと言われる事ができ、これによって振動における、歪められていない、ハーモニック(調和的)の波の形状を産出しています。
電気的インダクションの非ヘルツ的な構成要素は、もし以下の状態が存在するなら中和化し
φ₁ = (Φ₁Ψ₁ + 1s¹Φ₁₁Ψ₁₁) = ゼロ
(左のφの上に横線があります。)
それが可能な様に見えないのは、その2つの定義(term)が複雑な量(quanities)でなければならないためです。
記述されるべきは、コンダクターの物質の存在が、インダクションの分配を歪める役割を果たすのは、それがEDDY(渦巻き?)電流の産出によって、磁気的インダクションを排除するためです。この理由のために、そのコンダクターの物質は、図(15)に見られるトランスフォーマーの中核に類似した方法でラミネートされなければなりません。O.C. トランスフォーマーの巻きにおいて、リッツ・ワイヤーがラミネーションの役割を果たすでしょう。
図(15):Pdf70ページ参照。
コンダクターのシートの厚さは、機能しているフリクエンシー、またはそれの最大限のハーモニックにおける、電気的な伝導の皮の深さ(skin depth)の10%以下でなければなりません。1000Ka秒のために、これは0.001インチ以下です。
<FIN>